タイトルみたいなことを思った日でも、きっとその日のなにかはあなたにちゃんと残りますよ。良くも、悪くも。

みなさん、こんばんは。
テンションが振り切ってくれない私です、今夜(じゃなくても)も見に来てくれてありがとうございます。

本編、このテンションじゃ書くのキツいです。

番外編、ネタはあるけど一話で収まるスケールじゃないです。

絵、ついさっきまで描く気満々だっけど、何故か急速に萎えてやめました。

残る選択肢は雑談ですね☆


最近の私のだめっぷりったらね……もうね、お腹でてきました。
あと、顎のラインが日に日に……orz

最近私は私に甘いんですよね……何かにつけて理由をでっち上げては自分にご褒美をば……。

無事に一日を乗り切ったからご褒美に。
さりげなくレジの順番をほかの人に譲れたからご褒美に。
雨降ったけど、ちゃんと傘をもってきてた自分へのご褒美に。

やれデザート、やれジュース、やれじゃがりこ。

こりゃあ豚にもなりますよね……。

運動とかかったるいからしたくないしなぁ……。

あれほしい、ブルブルするベルト。
巻いてるだけで筋肉バキバキのやつ!
あれたくさん買って全身にまくわ!

………あ?誰が妖怪震えチャーシューだって?(´・_・`)

良いこと思いついた、あのベルト顔面に巻こう。
そうすることで表情筋が鍛えられて、顔にリアリティが増す。顔面ムキムキだね!顔面ボディビルダーも夢じゃないわ。
不意に顔殴られても、顔の筋肉で防ぎきれるね!


体重計のるの怖いね。
きっと今のたぷたぷの私が体重計になんて乗ったら悲鳴が上がるね!
『いやぁあああ……!』
って。どこからともなく。
もちろん私の悲鳴でもなく、体重計の悲鳴でもなく……そもそも部屋の中には……私一人。なにそれ怖い。怖いから体重計のらない。


今夜ももうお腹たぷたぷになるほどの飲み食いを経て、だらだらしてます。
もうあれだ、肥える所まで肥えちゃおう。鶏ガラみたいだった私の身体は、いずれフライドチキンみたいになるね!
フライドチキン目指すなら、今年の夏は肌を焼かないといけないかもしれない。
やだなぁ、家の外にでるのハードル高い。引きこもってたい。


この世は全てが地獄、一切皆苦。
でもね、おいしい食べ物と布団があればね、人は頑張れるんだよ?
逆に言うと、がんばる人にはおいしい食べ物と布団が必要なんよ。
私は頑張りやさんなので、食べ物も布団もおいしくいただきます。
頑張りやさんなので、もちろんご褒美だって遠慮なくいただきます。


強がってるけど、最近自分の腹を見ると凹みます。
腹は凹ませます。
断食しようとしたけど、半日でギブッた。
マジあのとき私ギブソンだった。
知ってる?ギブソン。
ちなみに私はしらない。


時に話は変わって今は平成27年。
今年、とうとうレベル23になる私のステータスは

せいしん 14

である。

ゆゆしい。これはゆゆしき事態だと思う。

ただゆゆしいって使いたかっただけ。

ああ、ゆゆしゆΦし。(ゆゆしゆゆし)



さりげなくゆのかにΦを仕込む。

特にいみはない。





いかん!!



あーーー!もう!!!
こんなク○記事書いてる場合じゃない!!
あれだ!あれ!
わざわざ貴重な時間裂いてまで私のこんなブログ見に来てくれる神様達へ向けてなにか一つでもお返しをと書き始めたのになんだこれ!!!
やってられっか!

書けないときは無理して書かない方がいいのはわかってるけど、今日はね、あれです、あの、広告!
1カ月ブログ放置してると出る広告さ!
アレの怖さ知っちゃったからもういても立ってもいられなくて更新することにしたんです!

今日、私、いろんな方のブログにお邪魔しました!
なにがすごいってさ、お邪魔したブログの一番頭にあの広告でてると何故かすぐにバックボタンタップしちゃうよね!!

要は、あの広告が怖くて更新しなきゃいけない気持ちに駆られる。
実際は一月放置しないとでないから私の場合は気にしなくてもいいんだろうと思うのですけど、なんか、宿題を残されたような、飲み会の告知を受けたような、そんなもやもやが頭の隅に産まれたので今更新してます。
あれがでると、たぶん皆さんをがっかりさせる。
せっかく見に来てくれてるのに広告はまずいです。ええ、まずい。


それと同時に今日は『ブログの終わり』を見ました。

私のこのブログも始めてからすでに一年とちょっとが経つわけですが、これがブログの年齢としては長いのかどうなのか……。

よくわかりませんけど、極端な話、この更新が私のブログの最後の更新になってもなんら不思議はないんだろうなぁって思いました。
ちゃんと閉鎖宣言なり更新停止宣言なりをされてるブログ様もたくさんありましたが、中にはなんてことのない日常雑記や挨拶記事を最後に更新が途絶えているブログ様もあったからです。
あれよね、去年の半ばとか、逆に2009年とかで更新が止まってるブログを見ると何ともいたたまれなくなりますよね。

ブログって、やっぱり書く人がいて、読む人がいて、それってもう、歯磨きとか食事であって、安心だと思うんです。

『あ、この人今日も更新してる』

『あの人は今日どうしてたのかな?』

そんな気持ちでブログを訪問するのはもう、そこに当たり前や安心を求めているはずであって、そんな当たり前が突然なくなるのって、なんでもないようで実は結構怖いことですよ?

想像してくださいよ。

『今日もお肉が食べたい』

って、スーパーに向かいます。
すると、お肉がどこにもありません。

『今日は売り切れてたのか』

と、その日は納得してスーパーを後にします。
次の日、またお肉を買いにスーパーへ行くと、またお肉がありません。
次の日も、一週間後も、果てや半年経ってもお肉がスーパーに並びません。
あなたはいつしかお肉のない生活に慣れてしまい、スーパーのお肉コーナーへ向かうことすらしなくなってしまいますが、時々お肉の味を思い出します。
そうして思い出してからお肉コーナーへと向かうと、そこには半年前と同じ、お肉の値札だけがかけられた空っぽの陳列棚。
申し訳程度に、お肉コーナーの端に小さな立て札。

『お肉、取り扱いやめました』

…………!?(´;ω;`)


やっぱりだめですよそんなの、お肉食べたいじゃないですか。

もっとひどいパターンはアレですね。お肉コーナーすらなくなってるパターン。
つまり、ブログそのものが削除されてしまっている状態……あれ、ショックですよね。


私のブログはどんな終わりを迎えるのでしょうか。
今現在、私が見据えるブログの終わりはとりあえず『ノアのはこぶね完結』ですか。
ノアのはこぶねを書き上げたら、もしかしたらこのブログの更新は止まるかもしれません。
止まらないかもしれないし、その辺はよくわかりません。

でも、とりあえずノアのはこぶねもそろそろ物語の尻が見えつつあります。
いや、終わらせようと思えばいつでも終わらせられるし、伸ばそうと思えばいくらでものばせるのですけど……とにかく、物語はいつか終わりを迎えるでしょう。

そうなったとき、私はこのブログの価値をどう見るか、見限るか。この辺でしょうか。


そもそも私にとって物語とはなんなのか……これの見方によっては、明日にでもこのブログは終わるかもしれません。
この話はさっきもしましたか。

明日も明後日も、こうやってブログが更新できる状態ならいいですね…いろいろと。

それはそうと、個人的にノアのはこぶねのラストは書きたいけど……書いたら全てが終わってしまいそうでやっぱり書きたくもないかも。

祭りの後かたづけって虚しいですよね。


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状況が──一気に動いた!

アルマちゃんのか弱い悲鳴が響いたのと同時に、集落の男の人たちは慌ててアルマちゃんの方を振り向くいた。
それをみるやいなや、彼らと対峙していたゴブリンの群が奇声をあげつつ、その小柄な身体からは想像もつかないほどの速さと力強さで武器を振りかざして集落へとなだれ込む。

「タマぁあ!!」

ユウの声に弾かれるように動き出したタマは、その巨体を遺憾なく駆使して先頭集団のゴブリンを一掃しつつ、交戦を始める。

「アルマだ!アルマがなにかにやられた!まもれええぇええ!!!」

「……なっ!なんだあの狼は……!?
ご、ゴブリン共とやり合ってる……?」

「加勢しろおおお!!」

「魔物!?魔物なのか!?」

様々な箇所から、様々な声が挙がった。
アルマちゃんの安否を気遣う声。タマに驚き、畏怖する声。タマに加勢するように、ゴブリンへと向かう声。
一度落ち着くようにと、投げ回される声。

いまいち状況が飲めていなかった私達が放った第一手が、集落全体も混乱に陥れてしまったみたいね……でも!

──アルマちゃん!!」

「ティア!お前はアルマと状況説明を!!
俺はタマに加勢する!!」

「うん!!」

やることは一つだ。
アルマちゃん及び、集落の安全の確保。
うごめく人とゴブリンたちの群へと向かって、風の魔力を纏ったユウが割り入っていく、着地点で大地の花が開いたのが見えた。
………集落の人もいるんだから、あんまり派手に魔法使っちゃだめだよ、ユウ……!!

私は私で家の煙突に着地後、すぐさま屋根を蹴り、アルマちゃんの前へと降り立ちつつ剣を構える。

「……けほっけほっ!どうして……!?
ゴーレムが……!!」

土煙で様子はみえないけど、確かに私のすぐ後ろでアルマちゃんの声がする。
……無事でよかった……!

「──なっ!!あんたは!?」

「加勢します!アルマちゃんは私が守りますから!皆さんはユウとタ──っ!あの黒い男の子と白い狼と一緒にゴブリンを!!」

土煙が晴れ、私の目の前には青ざめながら駆けてきた集落の人たちがいた。
そして後ろには土煙でむせかえるアルマちゃん。
集落の人たちは、私とその後ろのアルマちゃんを見るなりほっとしたような、またはいぶかしむような様子を見せて、次いでまじまじとメイガスエッジを眺めてくる。


「あ……あんたらが……『アルマのゴーレム』を一撃で……!?」

「……へ?」

どういう意味だろうか。
『アルマのゴーレム』……?
振り返って、咳を飲み込んだアルマちゃんを見る、アルマちゃんの周囲には、少なくともユウを相手にするときも、リリーナやライラさんの時にも見たことのない形の魔法陣の反応痕がうっすらと残っていた。
やがて消え去ったその形に、脳裏に浮かんだのはタマジローさんの『どこでも魔法陣』、あれに近い雰囲気の魔法陣がアルマちゃんの周囲にあったようだ。

「けほっ!んぐっ!……はぇ!?てぃ!!ティアさん!?けっほ!!」

「アルマちゃん!大丈夫!?」

「あっ!ちょっと驚いて……えほっ!!
それよりも今は──!!」

アルマちゃんの視線の先に、私は状況を思い出した、そうだ、ユウとタマが戦ってる!

「みなさん!お願いします!!
風のエール!!」

「──なっ!」

『よしきた!狼と魔法使いに加勢しろお!!』

──嘘!?はやい!?

私は目を疑った!
アルマちゃんから不思議な魔力を感じたかと思うと、振り返った集落の人たちがすごい速さでユウとタマに加勢していく!?

見間違いじゃない!今、アルマちゃんから何かの魔力を受け取った人たちと、最初からユウたちと一緒に戦ってた人たちじゃ全然動きが違う!!

「暁のエール!!」

今度はアルマちゃんがなにか、ユウの周りの人たちに魔法を使った。
……嘘だ……!
アルマちゃんから魔力を受けた人が振った斧が!……ただの集落の人が振り下ろした斧が……ほんの少しだけど、地面を抉った……!?

よ……よくわからないけど、明らかに武器の振り方も立ち回りも素人な集落の人たちが、ただのごり押しでゴブリン達を圧してる……!?
これが……もしかしてアルマちゃんが言ってたゴブリンを追い払うお手伝い……!?
……お手伝いどころか……アルマちゃんが、まるでアルマちゃんが防衛の……──!

ぼけっとしてる場合じゃない!
逃げるように、でも、明らかにこっちを狙うように、何体かのゴブリン達が激戦区を抜けでて駆けてきた!
狂ったように斧や棍棒を掲げながら向かってくる!
──アルマちゃんには、指一本触れさせない!

「来たよ!アルマちゃん!下がっ──

「ティアさん!?だめ!でないで!!」

──えっ」

アルマちゃんの声を聞いて、私はあわててバックステップでアルマちゃんの隣へと戻った。
すると、私が立っていた辺りの地面が地鳴りと共に盛り上がり、組み上がり、大小様々な、数体の土人形や石人形が出来上がった。
これ──さっき私とユウが破壊した──!?

「おねがい!!ゴーレム!やっつけて!!」

私は背筋に薄ら寒いものを覚える。
アルマちゃんの声に反応して、確かに土人形達は唸りのような、響きの様な音を上げ、腕を上げ、それを向かってくるゴブリン達へと振り下ろした!!

間違いない!
──意思をもってる!?……石だけに!?
じゃあ!なに!?さっき私とユウが壊したのって……まさか!!

あわてて私はアルマちゃんをみた!

──確かに人形にはアルマちゃんの魔力が宿っている。
アルマちゃんの周りにはみたこともない魔法陣──いや、正確にはさっき初めてみた──が展開されていて、それはただただ青白い光を放ちつつ、目の前の人形達に力を与えていた。

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ユウが言ったとおりだ。
『二度同じ遭難なんかしない』
私達は、次はちゃんとした目的を持って登山をしている。
ついさっき下ってきた路を、草木の隙間を、集落へと向かって真っ直ぐ駆け上がる。
日は高く登り、白い光を赤や茶色に変える足下や頭上の秋は容赦なく私の邪魔をする。


「なんでアルマちゃん!街に降ろさせてくれなかったんだろうね!」

数メートル先を跳ねるユウへと私は声をあらげた。
リュックが木の枝に引っかかって甲高い乾いた音を立てる。
枝が折れたみたいだ、パキパキざわざわが五月蠅くて会話がしにくい。
いつも大きくて重いリュックを背負ってる私からしたら日常茶飯事、もっともっと狭い雑木林を抜けたりした日はリュックが破けていたりすることもあるぐらいだ。

アルマちゃんはもちろん、集落の人たちもびっくりするだろうね。朝に麓まで送り届けた遭難者が昼前にまた集落まで戻ってきたとあれば……。
リュックが軽いユウは私と違って跳んだり跳ねたりしながら山道を駆け上がる。
ユウのローブのフードの中でわさわさ揺れてるタマは、特に怖がる様子や驚く様子もなく、ただ揺られるがままにフードから顔だけを出して私を見ている。
もちろんユウはそんなタマを気にすることもなく、邪魔な木などは容赦なくかまいたちで切り倒したり、場合によっては獣でも切り倒したりしながら声を上げる。
数メートル前から少し大きな応答が帰ってきた。

「なんでだろうな!それについてももうちょっと気になるし、それを調べるのも含めての登山だろ!
──あ!いったぞ!」

熊?魔物?
声と共に跳ね上がったユウの股下から毛むくじゃらの何かが顔を出したかと思うと、それはすぐさまユウに後頭部を踏み台にされて、前のめりにつんのめりながら私の方へととたとたと流れてきた。
同じように私は跳ねてその背中を借りる。
どうやらリュックのせいかユウよりも重かったらしく、それは私に乗られた途端にとうとう転んで山道を転がり下っていく。ごめん。

「アルマちゃんも許可もらえないのわかってそうな雰囲気だったもんね!
──っちょ!あんまり枝飛ばさないでよ!」

話しにくい上に、ユウが飛ばしてくる枝やら獣やら魔法やらが邪魔だ。
仕方がなくペースをあげて、ユウの隣に並んだ。

「道が狭いんだから並ぶなよ。
……さっきのお前の話と、あの人達の様子からするとな、あの集落、なんか隠してるぞ」

「それにね、アルマちゃんに都合が悪いことかもね」

私達余所者が、形成されきった『社会』に首を突っ込むのはあまり良いことじゃない。
わかってはいるし、仮に疑問が晴れたからといってそれをどうこうできるような気もしない。
でも、単純に好奇心を満たしたい。
あと、疑問の答えの形次第では、アルマちゃんともっと遊んであげることができるかもしれない。
まぁ、いろいろあるけど、別に焦る必要がないのに私達が今こうして走っているのはきっとあれだ、アルマちゃんを早く喜ばせてあげたかっただけなんだとおもう。

ユウもその辺についてはいろいろ言い訳してるけど、なんだかんだいって寂しそうだった今朝のアルマちゃんが頭から離れないんだとおもう。
惚れ薬の時もそうだったけど、割とユウは小さい子供のことを想って行動を選択する傾向がある。
あの子は、コウタ君だったかな?結局惚れ薬を使ったのかな?
ユウの気持ちがちゃんと届いていたら、きっとあの子も惚れ薬に水道水をつっこんでいるはず!

集落まではたぶんもう少しだ。
そのことに気がついたのか、ユウもちらりと私の目を見て頷いた。
──時だ、ユウが顔をこっちに向けたまま、視線を集落の方へと向けた。
……うん、私にも聞こえた。ユウが口を開く前に頷いてみせる。

確かに集落の方から大勢の男の人たちの大声が聞こえてくるし、一瞬地鳴りもした。
また、もっともっと高くて、耳障りな大声も聞こえてくる──独特の訛り、人語とは確かに違うけど、確かにその響きは言語、ゴブリンだ。
人語を話さないタイプのゴブリン、それに、たくさん!

一気にペースをあげたユウに、私もついて行く。

予想通り、すぐに集落にはたどり着いた。
集落の様子を一望しようとしたのか、最後に集落の端の一件の屋根を踏み台にして高ーく跳んだユウに倣って、私も背中の重たいリュックをぶん投げつつ、集落が一望できる高さまで跳んだ。
視界に広がる木造の建物の屋根の数々と、私達の出てきた方とは逆端に集まる村の男の人たち、そして、浅黒かったり、緑っぽい色をした『人型のもの』。

ゴブリンだ。
集落の男の人たちと同じぐらいの数のゴブリン達が武器を持って集落の端に集まり、それと対峙するように集落の男の人たちが長老宅にあった武器の数々を手に集まっている。

でも、私達の目を最も惹いたのはゴブリンの群でも、武装した集落の人々でもなかった。

男の人たちの後ろに見える、昼間に見るには不自然な光を放つ月光の髪色。
その小さなつむじは、泥や石、木で出来た魔物に囲まれている。

アルマちゃんが、人型の魔物に囲まれている──!!──

──ユウ!!!」

私が叫ぶが早いか、小さなタマが豆粒になるが早いか、ユウはフードからタマを荒々しく取り出すと、そのままタマをゴブリンと村の男の人たちとの間に投げ込んでいた。
巨大化したタマが音もなくゴブリンと人々との間に割って入るのとほぼ同時に、私の飛爪刃が、ユウのフロスト=スフィアが、アルマちゃんの周りの魔物を破壊していた。


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ゲームをしていると、キャラクターがレベルアップする。

大体のゲームは、キャラクターのレベルがあがると妙ちきりんなファンファーレが鳴り響いたり盛大な効果音が鳴ったりする。

その後、キャラクターが突然ちょっとムキムキになったり、ちょっと動きが早くなったり、何故か運まで良くなったりする。
しかも突然派手な必殺技を使えるようになったりする。
あの不自然さは好きだ。
『ちょっ!あんた!なに急にそんな複雑な技閃いとるんよ!?』
と、一人で心の中でつっこんだりするのも好きだ。

さてさて、ここまではゲームの話だけど、実際に人が『レベルアップをする瞬間』というのは果たして存在するのだろうか。

結論から言うと、私は存在すると思う。

というか、そんなものがないと思ってたらこんなタイトルでこんな記事書きませんてば(´`:)

「じゃあそれいつよ?どんなときよ?」

あなたは今、画面の向こうから私に問いましたね?


こらぁー、そんなにがっつかないのっ(はあと)



………(´・_・`)


……ま、まぁ、うん。
ゆっくり語ってくよ。ゆっくり読んでいってくださいね(´`:)

私は趣味で小説らしいものを書いたり、絵を描いたりしてます。
小説らしいものっていうのは、あれね、私、本当の小説っていうものあんまり知らないんです。
ですから、私が書いてるものが『小説』と言い切れる自信があまりないのです。

話逸れちゃった。
小説も絵もそうだけど、それなりに量をこなしたり、期間をかけたりするとやっぱり『感じる』時があります。そう、レベルアップ。
しかも『レベルアップの瞬間』を。

小説や絵を描いててレベルアップするからと言って、突然私の小説に火属性が付与されたり、私の絵が必殺技を閃いたりするわけではないんですけどね。

どうレベルアップするかというと、あれです、できるんです。

『あ……いけるよ。これ、もうちょっと難しいことできそう……!』

っていう、なんか、根拠のない自信が湧いてくる瞬間があるんです。
で、そんな謎な自信がある時は、七割ぐらいの確率でできます。やりたいことがなんとなくできたような感じになるのです!

私はこの瞬間を『レベルアップ』だと思ってます。


レベルアップをするには普段から経験値稼ぎを怠っちゃいけないなぁと思うよね。
私は最近、絵の経験値稼ぎを欠かしません。
絵は、手先の技術も大事だけど、それと同じぐらいに『イメージ力』が大事なんだなあって思いました。

大体の人は、まず絵を描こうと思ったらパッ!と頭の中にイメージを用意すると思うんですよね。
私もそうです。
『こんな絵にしたい』を『おおまか』にイメージして、紙に落としていきます。

この『おおまか』がいかに鮮明であるか。
むしろイメージそのものは『おおまか』でも、描くべき所を何処まで想像できるか、それが大事なのだと最近気づいて、私は物をよく観察するようになりました。

絵がかける人は、きっと描きたいものを描きたいように想像できる人なんだとおもうのです。

では
『私は絵をかけません』
という人、これから少し私と遊びましょうか!(´▽`)ノ

イメージで絵を描く遊びをしましょう!!

じゃあ、まず
『こんな絵が描きたい!』
っていうのを想像してみてください。
自分の実力とか画力とか度外視して、とにかく描きたい、むしろ『見てみたい完成品』を想像してみてくださいな。

……できました?

ここである程度の描きたいものと想像力を持っている人は最高のイメージを完成させることができたと思います!

熱い少年漫画の一ページのような迫力のある絵!

または、花も恥じらうような、甘く切ない少女漫画の一コマのような美しい絵!

もしくは、芸術絵画のようなリアリティのある、素人様お断りの絵!

むしろ、もはやあなたの頭に浮かんだのは写真!!

ええ、
結構です!(´▽`)

あなたは今、最高の絵を完成させました!
後は簡単、脳裏に浮かんだそれをただただ紙へと模写していくだけ!
もっとイメージ力がある人なら、紙にそれを乗っけて線をなぞるだけです!

では、ここからが本番!

あなた、その絵、どこまでイメージできてますか?


たとえば風景画だったとしましょう。

山がある、花が生えてる、風が吹いてる、日がさしてる。
んまぁ、風景画であるにしろ、そうでないにしろ、こんな感じで簡単に字にすることができるぐらいまでは想像できてますよね!?

じゃあ、今度はそれを『描くことを前提として』もっと細かく想像してみてください。

山には日の光による陰影が浮かび、所々に木も生えていて、その木にも日の光の陰影はあって、木の枝は複雑に重なり合い、その先の葉の一枚一枚はさらに複雑に重なり会い、その葉一枚一枚にも角度や陰の当たり方、重なってて見えない部分があり、しかしその木そのものは絵の一部でしかなく、その木に対して草や花がまた重なったり、陰を作ったり隠れたり、風にそよいでいて少し角度をつけてあおられていたり、というかその陰とかの形は?色の濃さは?線の太さは?ものの大きさは?……という、イメージを絵として表現するために必要な線の一つ一つをあなたはどこまで想像できましたか?

不思議ですよね、ざっくりと描きたいものを想像してみると、確かに完成品が思い浮かぶのに、それを描くための細かい成分を見ていこうとするとどうしてもその完成品がどうやって出来上がってるのかが想像できなくなりますよね?

ここでどこまで想像できるかが、描ける人と描けない人の差なのかなー?なんて最近思っていました。

『それなら、適当にただ数をこなすよりも、ほかの完成品をよく観察したりして、もっと細かくイメージできるようにしたほうがいいのでは?』

私はそう思いました。
いろんな絵をみました、そしてそれらを、何分も何分も眺め、線の一本一本に納得と説得力を探して、それを描くとしたらどういう線になるか、などもじっくりじっくり考えるようになりました。
パッ!と描きたい絵をイメージしたら、今度はその絵の『成分』をイメージするようにしたんですね。
そのイメージの遠近感なら、描くとしたら大きさのバランスはどうなるか。
その角度から見たらどこが隠れていて、どこが見えているのか、また、隠れている部分の先の見えてる部分はどこから描きだせば違和感がないのか。
私は頭に浮かんだ完成品もじっくり観察するようになりました。

そうするとあら不思議、やっぱり描けないには描けないんですけど、イメトレをする前よりもずっと『それっぽく』なるんですよね!実際にはそんな練習なんてしていないのに!
イメトレ前は『本当の意味で描けない』はずだったものでも、『そんな感じには見えないことはない』レベルで描けるようになりました。


これが私の『レベルアップ』でした。

『なんとなくイメトレでできたから』

という根拠もない自信を信じ、私は描けないものをてんこ盛りにして絵を描きました。
つい最近upしたあの絵です。

私は後ろ姿は描けないし、遠近感も描けてなかったし、手もかけてなかったし、俯瞰も全くさっぱりでした。
ですからあんな構図で絵を描いた経験なんてほぼゼロでしたし、むしろ初めてと言っても過言ではない構図でした。

けど、今まで描いてきた『描き慣れた構図』と出来は大差なかったと思います。

試しにやってみたイメトレという経験値が、見事『できるかもしれない』というレベルアップに到達した瞬間でしたね。


逆に言うと、どうすれば『できそう』という気持ちをもてるか、それを明確にして、その『できそう』に必要な材料をそろえられれば人はどんどんレベルアップできるってことですね!

何が書きたいのかよくわからなくなっちゃったけど、要はあれです。

『できそう』と思ったとき、あなたはたぶんレベルアップしてます!

レベルアップしたかったら、『どうすればできそうなのか』を見つければいいってことだ!!(´・_・`)



偉そうに言ってるけど、私はたぶんまだレベル3くらいです、ひのきのぼうでスライムと戦ってます。


………はがねのつるぎがほしいなぁ……(´-`).。oO



ずるいよ!私も人間を滅ぼしたい!

過激な思想が私の頭を埋めた、ざっくざっく……。
思い出しちゃった、私の料理をうれしそーうにはぐはぐ頬張るアルマちゃんをみて、私は思い出しちゃった。
ライラさんが言ってた『モココは妹にそっくり』という話。
モココさんもレイラさんも、ライラさんの料理が大好きでたらふく食べていたと、彼…彼女?は話していた。今私はその状況に酷似した状況にいる。
なるほど………これは……。
そりゃ、ライラさんの悪行のためにユウが死にかけたり、タマが殺されかけたりしたことはどうがんばったって許せない…!!
でも、出会ってちょっとのアルマちゃんでもこうも可愛いのだ、それなら、ずっと一緒にいた妹なんて間違いなくもっとかわいい……それが理不尽に無惨に殺されたとしたら、ライラさんがおかしかったとは今となっては思えない。むしろ正常だ、おかしくならない方が異常だったんだ。
あの人はユウやタマに害を与えられて怒った私と同じだった。

……んでもまぁ、だからこそね、私は悔しかったんたけど……。
なぜ、人はわかりあえないのだろう。

──めずらしくちょっと真面目な気分に浸ってたら、きょとんとした様子の黒と薄金の眼差しが私に向いていた。
あわてて取り繕うように、私は豪華な食事を頬張った。

朝食後、適当に荷物整理を済ませたら、私達は三人で長老の家へと向かう。

「もう……いっちゃう…んですか?」

サプライズを仕込んでいるとはいえ、この寂しそうな八の字眉には罪悪感を覚える。

「んー、そうだな、でも、もうちょっとだけ一緒だ。
ほら、長老とお話するまでだな!」

「……そうですか……」

もう!なんでこう、ユウは!
ほんとに昔っからなんでこう!人をからかうのが好きなのかしらね!あげて落とすもの!
もうちょっとって期待持たせつつ、後で長老とお話するまでって!事情を知らないアルマちゃんからしたらそれ『あと数分』じゃないの!!
しょんぼりしちゃったアルマちゃんに視線を落とし、頭の後ろで手を組みながらカラカラ笑うユウを睨みつけた。
そんな私をみて、ユウはさらにカラカラ笑うだけだ。
……あれこれ、最初から私をからかうのが目的だったんじゃ……?

長老の家についた。
やっぱり数分だ。
アルマちゃんの顔が通り雨の空がごとく曇っていく、ユウの笑顔が通り雨が過ぎたがごとく晴れていく……この人ほんと性格悪いなぁ……。

「おお、おはよう。
アルマ、楽しかったか?
ん?お嬢さんは、『収穫』は?」

「あー、あの、私、旅のリュックもあのぐらい大きくて…その、旅にはもっていけないので、どうぞ集落の皆さんで分けて召し上がってください」

出迎えてくれた長老の元には、集落の若い人達も何人か集まっていて、私とユウの顔を交互に見ている。

「……長老、彼らは?」

若い人の一人が長老に聞く。

「あぁ、昨晩な、遭難してここにたどりついたらしい。
……そうだな、遭難したのなら、帰るのは大変だろう。
この辺りはゴブリンもでる、若いのを何人か寄越すから、彼らと共に下山するといい」

あごひげを撫でた長老から、優しい提案がでた。
いや、うん、すごく気が利いてて、ありがたい提案なんだけど……

「いや、俺たちは大丈夫ですよ。
二度同じ遭難なんかしませんよ!……それより、一つ。その、アルマなんですけど、今日一日、街で遊ばせてもいいでしょうか?」

そう!それだ!
ほら!ね!アルマちゃんの表情も……あれ?
ユウの提案を聞くも、アルマちゃんの顔は暗いままだ。
心なしか、長老や集まってる若い人達の顔も暗い。
困惑する私達に対し、しばらく間をおいて長老は口を開く。

「……ダメだ。アルマは出せん」

「「……え?」」

きっぱりと、迷いの一つもなく断られた。

「ど!どうして…」

思わず口をついてでた私の問いに、長老はすこし迷惑そうに眉根を歪ませながら、しかしすこし申し訳なさそうに一言だけ応えてくれる。

「その子が集落にいないと、困るんだ」

それだけだった……。


納得は……できなかったけど、仕方なく私とユウは集落の若い人たちと一緒にポポラマ山脈を街へと向かって下っていく。
若い人たちは三人ついて来てくれて、彼らはそれぞれが長老の家に有った武器の一つを背負っている。……つまり、あの武器の数々はこういう時に使うもので、長老の家は武器庫代わりだったということだ。それにしても数が多すぎたように思うけどね。
最後の寂しそうなアルマちゃんの表情が、私の頭の弱いところをつつく。
心なしか、山全体が昨日よりもよりいっそう秋で、でもそれはきっと、私の心が見せてる景色で……つまり、私は今寂しい。
旅っていうのはこういうこと。
アイリにしろ、お姉さんにしろ、コトちゃんマコちゃんにしろ、リリーナにしろ、モココさんにしろ……仲良くなってもやっぱり別れは訪れるもの。

ここは割り切って、諦めるしか無いことだ。
別れがなくては、これまでの貴重な出会いもなかったかもしれないし。

今まで別れてきた人達はみんな大人で、それもわかっていたから……みんな、寂しそうにしつつもどこか明るく別れることができた。
なんていうか『夜は眠るもの』みたいな暗黙の了解の上に成り立ってたみたいな…そんな別れ。
でも今回のそれは明らかに違った。
うつむいたまま、唇を一文字に結んだままで右手を挙げてたアルマちゃんに、私はどうしようもなく胸を痛めた。
『夜はどうして寝ないといけないのか』
それを子供に説明するのは難しいことだ。
タマはそれが理解できなかったからついてきちゃったのかもね……なんて。

さっきからちょくちょく、珍しいほどに困った顔をしたユウと目が合う。
ユウも、今回の別れに関してはどこかおとしどころの悪さを感じたみたいだ。
私の表情をみてユウはひとつ、ため息で雲を吹くと、一緒についてきてくれていた集落の若い人たちに話を切りだした。

「あの、一つ聞いていいですか?」

「おん?どうしたんだ?」

三人の内、さっき長老宅で私達について聞いていた人が反応した。
ユウもきっと気になっていたのだろう。
私はざっくり聞いたからね…あえて聞いたりはしないけど。

「……あの、アルマの……ご両親は……」

「………うーん」

やっぱり。

控えめなユウの問いに、若い人たちは何故か視線をあちこちに逸らして唸る。
どこか都合の悪いことを話すような、隠すような、素直に困っているように見える。
そりゃね、二人そろって神隠しなんて──

「母親は……ある日急にいなく……なったんだよな?な?」

「ん?……おう、そうだ!そう、急に行方不明で!」

「で!でだ!父親は!そう……ゴブリンと戦って……亡くなった……」

「そ!そうだった!父親はゴブリンだった!」

「そうだ!……いやぁ、可哀想になあ……」

「……そう、だったんですか……」

って、んんんんん!!?
ちょ!ユウも!「……そう、だったんですか……」じゃないよ!この人達、急に三人揃って口を開いたかと思えば、どう見ても怪しすぎ!!
なんか、急に取り繕うように、無理に三人で話を合わせたかのように、ぶんぶん頷いたり、おうおう肯定したり、栗が火の中で弾けるようにおおげさに反応したり……。

「ほ、ほら、あとは……この路を真っ直ぐで山を降りられる。
気をつけてな!」

「はい!ありがとうございました!」

「……えっ!?あ…あ!ありがとうございまし……た?」

私達をその場において、若い人たちは三人揃ってさっさとまた山を登っていってしまう。
いや……露骨……過ぎるでしょう、いくらなんでもさ……。
ナチュラルに「はい!ありがとうございました!」って……ちょ、ユウ……あの反応、怪しく感じないわけ?

「ん?なんだよ?どうした?」

呆れはてた私の視線にユウは気がついたのかもしれない。
でも、ユウはアルマちゃんから話を聞いてたわけじゃないからね……別にどうとも思わないのも自然といえば……自然か。

「いや、あのね……アルマちゃんが言ってたのと少し……」

「……は?」

「アルマちゃんから聞いた話では、確かにお母さんは行方不明だったけど……お父さんも急にいなくなったって言ってた……」

「……ん……?
そうなの?
てか……あぁ、『いなくなった』って、『亡くなった』って意味で言ったんじゃないのか?」

「んー…──

ここで私は話をしてくれたアルマちゃんの声と様子を思い返す。
それはたしかに、どこか『無関心』にも近い、なんていうか『理解の外』みたいな色を含んでいたように思う。
それに私は『突然いなくなったからこその、今のアルマちゃんの状況』という納得の判断を下した覚えもある。
もしほんとうにアルマちゃんのお父さんがゴブリンに殺されたのだとしたら、それは最低限アルマちゃんは知るべきことであって、アルマちゃんからそれをわかっている様子が見受けられないのは不自然だ。
よって、アルマちゃんを信じるのだとしたら、少なくとも、アルマちゃんのお父さんは本当に行方不明。
若い人たちの話を信じるならば、さっきの様子からしても絶対『アルマちゃんには隠している』もしくは『アルマちゃんに対しては隠さなくてはならない理由があるはず』だ。
そんな話をまとめてユウに投げてみた。

──と、わたしは感じた…ってか、思う」

「……おい、それ、どう考えても変だろ。
怪しすぎだろ」

そして、ユウも納得してくれた。

「じゃあ、あれだな、当初の予定とは狂ったけど、その話の真意も気になるし……アルマとも遊んであげたいしな!
荷物拾ったら集落に戻るっていう第一案に戻そうか」

「うん!アルマちゃんへのサプライズにはなるよね!それはそれで!」


とは言っても、この段階では私達はアルマちゃんの両親に起こった悲劇の話についてはさほど興味はなかった。
単純にアルマちゃんと遊びたかったから、むりやりまた山に登るための理由が欲しかっただけ。
事実、アルマちゃんの両親については、私達は真相のために積極的に動いたりもしなかったしね!

あとから街についた私達は、衛兵さんにタケノコをもってくるのを忘れたことを咎められ、それを拾ってくるという話も込みで、またポポラマ山脈へと登ることにした。
でも、今度はいつもの剣士服で。
ユウも、いつも通りの黒いローブで、だ。

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